世界で4番目に大きな島。西インド洋に浮かぶマダガスカル共和国。野生生物種の90%以上が、固有種というユニークな生態系を持っています。星の王子様に登場してくる神秘的なバオバブの木で知られているバオバブ並木道、またこの島に生息する原猿類のキツネザルなどが有名です。
マダガスカル
マダガスカルを訪れる人の多くは、この国の固有生物であるカメレオンなどの爬虫類、原猿類のキツネザル、ベローシフォカやバオバウ並木道を目的としています。また尖った岩が並び特異な景観が広がる、世界遺産べマラハ国立公園の「ツィンギー」も人気の一つです。マダガスカルはその特殊な地形により、ライオンやゾウなど大型の動物が存在しません。
日本からのフライトは、インチョン経由、エチオピアのアディスアベバ乗り継ぎやパリ経由が一般的です。マダカスカルの首都アンタナナリボを拠点に陸路や空路で観光地を巡ります。
ツアー選びのポイント
日程を決める際に重要なことの一つは、マダガスカルの観光地の距離を知ることです。大きな島内を移動するのは時間がかかり、道も悪いことが多いので余裕のある日数を確保しましょう。下記、主な観光地の見どころと距離です。
(代表的な観光地)
①アンタナナリボ
マダガスカルの首都、世界文化遺産のメリナ王国の王宮跡「アンブヒマンガの丘の王領地」。
②アンチラべ
標高1,500mの温泉地。首都からモロンダバまでは距離があるので、アンチラべを経由地として1泊します。
③モロンダバ
バオバブ並木道が有名。首都からのフライトの運行があるが、週に数回のみ。
④キリンディー森林保護区
モロンダバ滞在の際に日帰りで訪れることができます。保護区内のロッジに宿泊すれば、ナイトウォーキングも可能です。
⑤アンダシベ国立公園(ペリネ特別保護区)
世界最大のキツネザル「インドリ」が有名です。近くのバコナ私営保護区のレミュールアイランドは人に慣れたキツネザルと触れ合える人気スポットです。
⑥ツィンギー
べマラハ国立公園内をトレッキングし、針山のようなツィンギーを観光します。乾季の5月〜10月のみ訪れることができます。
⑦ベコパカ
ツィンギーを訪れる際の拠点となり、観光の前後に滞在します。フェリーで2つの川を渡ります。
⑧アンカニヌフィ
マダガスカル東部にある湖畔の美しいリゾート地。私有地のパルマリウム保護区でアイアイが観察できます。
出発地 | 到着地 | 距離 | 所要時間 | 移動手段 |
アンタナナリボ | モロンダバ | 701km | 12時間 | 陸路 |
アンタナナリボ | モロンダバ | 1時間 | 空路。週に数回のみ運行。 | |
アンタナナリボ | アンチラべ | 162km | 3時間半〜4時間 | 陸路 |
アンチラべ | モロンダバ | 488km | 6時間 〜 7時間 | 陸路 |
モロンダバ | キリンディー | 50km | 2時間 | 陸路 |
モロンダバ | ベコパカ | 187km | 7時間 | 陸路 |
アンチラべ | アンダシベ | 310km | 7時間 | 陸路。途中アンタナナリボを経由。 |
アンダシベ | アンタナナリボ | 145km | 3時間 | 陸路 |
ツインギィー | キリンディー | 6時間 | 陸路 | |
アンダシベ | アンカニヌフィ | 256km | 4時間 | 陸路+スピードボート |
アンカニヌフィ | アンタナナリボ | 225km | 7時間 | 陸路+スピードボート |
旅行日数に限りがある、長時間の車での移動が苦手な人には、スカイツアー がお勧めです。陸路での移動、ご予算重視の場合は ランドツアー や 世界遺産を巡る旅 。日数や予算に余裕があれば、秘境マダガスカルの旅をお勧めします。
旅行の時期
11月〜4月は雨季で、1月〜3月はハリケーンのシーズンです。
5月〜10月は乾季。マダガスカルの冬にあたり過ごしやすい時期です。ツィンギーはこの時期に訪れましょう。