ダナキル砂漠、エルタ・アレ火山
知られざる地球の姿
アフリカ大陸東部、エチオピア北東部とエリトリア南部に広がるダナキル砂漠。海抜マイナス116m、夏には気温が50℃近くにもなり冬でも40℃を超え、人類が住める最も暑い地として知られています。
こんな過酷な条件から、世界一過酷なツアーと呼ばれていますがその分見られる景色は、地球上のものとは思えないものばかり。
ラクダが連なって歩く、映画の一場面のような「キャラバン」、年月をかけて作られた自然の奇跡「ダロル火山」、太古から今も活動を続ける「エルタ・アレ火山」など、まるで他の惑星にいるかのような景色があなたの目の前に広がります。
自然に溶け込んで星を眺めながらの「野天泊」、火山の淵から地獄のように煮えたぎるマグマを覗いてみたり、刺激的で非日常な体験があなたを待っています。
ダナキル砂漠のベストシーズンは、乾季で比較的涼しくなる11月~2月です。
このツアーのポイント
1エルタ・アレで溶岩湖を2回みれるチャンス
1回目は、トレッキングで火山の頂上まで向かい溶岩湖を観察します。溶岩湖は、時間帯によって見せる表情が異なります。
せっかく過酷な旅を続けているのだから、少しでも多くの絶景に出会いたいですよね。そこで溶岩湖を見れるチャンスをもう一度作り、2回目は早朝に溶岩湖にお連れしそこで朝日が昇る様子をご覧いただきます。

2ダナキル砂漠をたっぷり楽しめる日程
遊牧民が塩を採掘する様子、塩湖に沈む夕日と火山の淵から眺める朝日。ダロール地区では、隆起と侵食により形成された塩の奇岩群や、違う惑星にいるような錯覚に陥る極彩色なダロル火山などダナキル砂漠の見どころは、たっぷり。宿泊先を変え、中継ポイントで休憩をしながら進んでいきます。

ツアーのハイライト

アフデラ湖
アフデラ湖は、エチオピアのアファール地域に位置する塩湖で、独特の自然景観が魅力です。湖水は非常に塩分濃度が高く、白く輝く塩の結晶が湖面を覆い、美しい風景を作り出しています。湖周辺では伝統的な塩の採掘が行われています。地元の人々が手作業で塩を採取する様子からは、エチオピアの過酷な環境と共存する人々の生活を垣間見ることができます。

エルタ・アレ火山
エルタ・アレは、エチオピアの北東部ダナキル砂漠内にある標高613mの活火山です。太古に始まった火山活動が今なお続いており、活動中の溶岩湖としては最も古く、2016年と2017年にも大希望な火山活動がありました。山頂の中央には世界的にも珍しい溶岩湖があり、間近で火山活動を見られることができる地球上でも数少ない場所の一つです。

ダロル火山
ダロル火山はエチオピアのエトラエール山脈の北東、アファール州ダナキル砂漠に位置するスコリア丘火山です。海抜マイナス50メートル、地上の火山では最も低く海面より低い位置にあります。
酸性の温水、硫黄を含む鉱物と藻類が鮮やかな色を作り出します。溜まった水はマグマだまりから上昇したガスが凝結してできたもので、塩とミネラルの成分がまわりを鮮やかに縁取ります。まるで自然界のものとは思えない、別の惑星のような光景が広がります。
ツアー日程
DAY 1
アディスアベバ到着
アディスアベバ・ボレ国際空港に到着。
入国審査、税関通過。
ガイドが出口でお待ちしております。
ホテルへとお送りします。
ホテルにてご休憩後、アディスアベバ市内観光へ向かいます。
– アディスアベバ国立博物館にてルーシーの化石を見学。
– アディスアベバ大学の民族学博物館。
– 聖三位一体大聖堂見学。
– エントト山に登り、アディスアベバの全景を楽しみます。
夜は、伝統的なエチオピア料理を音楽とダンスをお楽しみください。
朝食/-
昼食/〇
夕食/〇
アディスアベバ泊
DAY 2
アディスアベバ/セメラ/ハメディラ
ホテルにて朝食。
朝食後、国内線空港へ移動します。
空路にてセメラへ向かいます。
到着後、アフデラ経由でハメディラへ向けて車で移動(5~6時間)
風光明媚な塩湖として知られるアフデラ湖を訪れます。
アフデラの町で昼食をとり、美しいアフデラ湖の景色を楽しみます。
ハメディラへ移動します。
夕食はキャンプにて。
朝食/〇
昼食/〇
夕食/〇
ハメディラ・キャンプ泊
DAY 3
ハメディラ/ダロル/エルタ・アレ
キャンプにて朝食。その後、ダロルへ向けて約30分のドライブを開始します。
ダロルは「地球上で最も暑い場所」として知られ、広大なダナキルの中でも、ほとんど人が住んでいない低地の一部です。
特にダロルは海抜-116mと、この地域で最も低い地点です。到着後、火山活動によって生まれたさまざまな地形を散策します。カラフルな景観と厳しい暑さがこの日のハイライトとなります。また、地元の人々が塩を採掘し、ラクダで市場へ運ぶキャラバンの様子も目にすることができます。
その後、エルタアレへ向けてドライブを続けます。昼食はボックスランチをお召し上がり下さい。
早めの夕食後、午後6−7時より登山開始。
エルタ・アレまでは約8.5km、徒歩で約3時間のトレッキングです。ラクダがキャンプ用品や食料を運び、エルタ・アレ火口近くでキャンプします。
夕食はキャンプにて。
朝食/〇
昼食/〇
夕食/〇
エルタアレ付近・キャンプ泊
DAY 4
エルタ・アレ/アフデラ湖/アフデラ
日の出とともに、火山の壮大な活動を観察し、キャンプへと戻ります。
帰路では、過去の噴火によって生まれた黒い溶岩や木々を通り抜けます。
キャンプにて朝食。
休憩後、アフデラ湖へ向けて出発します。
エルタ・アレを下り、アフデラまで移動します。(約4〜5時間)
アフデラ湖到着後、周辺を散策します。
夕食はキャンプにて。
朝食/〇
昼食/〇
夕食/〇
アフデラ泊
DAY 5
アフデラ湖/セメラ/アディスアベバ
キャンプにて朝食。
セメラへ移動します。
道中では、美しい景色が広がる展望ポイントや地元の村々に立ち寄ります。
セメラに到着後は、市内を散策します。
国内線にてセメラより、アディスアベバへ向かいます。
到着後、ホテルへご案内します。
朝食/〇
昼食/〇
夕食/〇
アディスアベバ泊
DAY 6
ご出国
ホテルにて朝食。
フライトに合わせて、国際線空港へお送りします。
アディスアベバ・ボレ国際空港より出発。
朝食/〇
昼食/ー
夕食/ー
機内泊
利用ホテル
Photo Gallery
ツアー料金
エチオピアの地獄を巡る 世界一過酷なツアー 6日間
最小催行人員4名様より
1室2名様利用
<2025年 お1人様料金>
日本語ガイド同行
- 2025年通年
英語ガイド同行
- 2025年通年
最小催行人員4名様より
1室2名様利用
<2026年 お1人様料金>
日本語ガイド同行
- 2026年通年
英語ガイド同行
- 2026年通年
<料金に含まれるもの>
- アディスアベバ市内のホテル宿泊
- 行程中の野営キャンプ泊(オープンエアキャンプ、キャンプ用品込み)
- エアコン付き車両での陸路移動
- 現地ガイド
- 日程に記載されたアクティビティ
- 各観光地の入場料
- 移動中の飲料水
- 旅程に関わる税金
<料金に含まれないもの>
- 国際線 (税金)
- 国内線(アディスアベバ⇔セメラ往復)
- ビザ
- 寝袋
- オプショナルツアー
- お飲み物・アルコール類
- 個人経費
- 保険(海外保険や携行保険)
- 電話代、洗濯
- 日程表に記載のないもの
- ガイド、ドライバーなどへのチップ
チップ(目安・お1人様あたり)
ガイド:USD20/1日当り
ドライバー:USD20/1日当り
ルームサービス、ポーター:USD1/1回当り
出発地 | アディスアベバ・ボレ国際空港 |
---|---|
出発日 | お問い合わせください |
宿泊施設 | アディスアベバ The Swiss Inn Nexus Hotel |
添乗員 | ― |
最少催行人数 | 4名様 |
ツアーコード | ET003 |
この旅程における注意事項
旅行時期についてのご案内
本ツアーは年間を通じて催行されていますが、より快適にお楽しみいただけるベストシーズンは、気候が安定し比較的過ごしやすい12月〜2月となります。一方、3月〜6月は非常に高温となるため、十分な暑さ対策が必要です。特に小さなお子様や高齢の方には、この時期のご参加は慎重なご判断をおすすめいたします。また、7月〜9月は一部道路状況が不安定になることがあるため、旅程に余裕を持ってご計画ください。いずれの時期も料金に変更はございませんので、ご自身の体調や旅行スタイルに応じて最適な時期をお選びください。
エルタ・アレ火山の見学について
エルタ・アレ火山の火口までは、片道約45分〜1時間、岩が多く足場の悪い火山地帯を歩く必要があります。ルートの総移動時間は約4時間に及ぶこともあり、健康で、長時間の歩行に耐えられる体力が必要です。現地は非常に高温かつ乾燥しており、日差しも強いため、こまめな水分補給と体調管理が求められます。また、火山では火山性ガスが噴出しているため、呼吸器系または心臓に疾患のある方は、安全のためご参加をご遠慮ください。さらに、火山活動の状況によっては、必ずしも溶岩湖が見られるとは限りません。自然が相手のため、訪問時のコンディションや時間帯により、火口の景観や見え方は異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
塩のキャラバンの見学について
かつてダナキル地域では、塩を採掘しラクダで運ぶ伝統的なキャラバンが日常的に見られましたが、近年はその数が減少傾向にあります。現在も残る風景は非常に貴重で、タイミングによっては出会えないこともあります。
予防接種について
エチオピア入国において、黄熱病の予防接種は義務付けられていませんが、安全のため接種をおすすめします。また、ダナキル地域を含む一部のエリアではマラリア感染のリスクがあるため、渡航前に予防薬の服用を検討することを推奨します。詳しくは専門医または旅行担当者までご相談ください。
お子様のご参加について
火山の頂上までは、車両でアクセス可能な地点まで移動し、そこから徒歩で約15分ほどの道のりを進んでいただきます。ただし、ダナキル砂漠エリアは年間を通して非常に高温で乾燥した地域であり、近くに医療施設や十分な衛生設備もないため、現地では大人でも体力を必要とする場面があります。こうした環境を考慮すると、特に6歳以下の小さなお子様にとっては、負担が大きく、安全面や健康面でのリスクが高まる可能性があります。そのため、未成年のお子様をお連れのご家族には、この地域へのご旅行はおすすめしておりません。お子様がもう少し成長された後に、あらためてダナキルの壮大な自然を体験していただくことをおすすめいたします。
エチオピア旅程における注意事項
- 日本とエチオピアとの間には査証免除取極がないため、エチオピアに入国する場合は、必ず目的に応じた査証(e-visa)を入国前に取得が必要です。現在、ボレ国際空港到着時に限り、滞在期間30日間、一次有効の到着時観光査証(Tourist Visa On Arrival)の申請を行うことができます。到着時観光査証発給時の手数料は、米ドル現金またはクレジットカードに限り支払い可能ですのでご注意ください。
- ツアー催行中、天災地変、不慮の災害、政変、戦乱、ストライキ暴動などの不可抗力によりツアーの催行が不可能となる場合、該当するツアーの催行を中止する場合があります。その場合の保証や返金等はございませんので予めご了承ください。
- ツアーの順序はガイドやドライバーの判断で変更する場合がございます。現地スタッフとガイドが柔軟に対応し、最高の旅をご提供できるよう最善を尽くしますのでご安心ください。
- お客様のお荷物の破損、紛失、盗難等に付きましては主催者の故意、過失による場合を除き責任を負いかねます。各自身の回りの手荷物の管理には充分ご注意くださる様お願いいたします。
- 国内線の荷物許容量は、預け荷物が20kg、手荷物が7kgです。また、車両の積載容量により、大きめのスーツケース(特にハードタイプ)は荷積みできない可能性がございます。ソフトシェルやダッフルバッグで、ある程度の大きさのものでのご旅行をお勧めします。
- 天候、交通ほか現地の事情によりスケジュールが変更になる場合がありますので予めご了承ください。