こんにちは!OnlyOneAfricaの中島です。ナイロビは少しずつ暖かくなってきました。最も暑くなるのは1~3月だそうです。

今回紹介する動物はサイです。

日本の動物園でも見たことがある人が多いかもしれないサイですが、サファリで草原に佇む姿を見つけた時の感動は素晴らしいです。アフリカのサファリのBIG5の一つに数えられる、とても人気の動物です。

アフリカではシロサイとクロサイの二種類が代表的ですが、この違いを知っていますか?

シロサイが白くてクロサイが黒いのかなと思いますよね。実は名前はまったく色とは関係がなく、どちらも白とも黒ともいえないような灰色をしています。シロサイの口が横に広いことからWijde(ワイド) rhinocerosと呼ばれていたのをヨーロッパ人がWhiteと聞き間違え、クロサイは単にその逆の色で呼び始めたことが由来だそう。見分ける際は以下の点に注目してみましょう。

1.口の形

ワイドなサイという名前がついていただけあって、シロサイは口が横に広く、平らな口で草を刈り取るようにバクバク食います。一方クロサイはとがった口をしていて木の葉をつまむように食べます。

2.場所

シロサイは草を食べるため草原にいますが、クロサイは木の葉を好み、低木が生えていところにいることが多いです。

3.身体

シロサイと比べてクロサイは少し体が小さく、スリムな見た目をしています。

シロサイやクロサイは4mにもわたるその巨大な体で車をひっくり返したり、巨大な角で勢いよく突進したりと動物界でもトップレベルの強さを誇っています。サバンナの王者ライオンでも道を譲ることがあるそう。

この強さを誇っても人間による密猟や森林減少で絶滅危惧種に指定されています。保護活動によってアフリカでは何とか増加傾向にあるそうです。

また、よくサイの背中に小鳥たちが止まっている平和な光景をみることができます。実は小鳥たちはサイについている虫を食べることで、サイも体の掃除ができるというWin-Winな関係なのです。また、サイは目が悪いため、敵が来た際に小鳥たちが知らせてくれることもあるそう。

ゲームドライブでサイを近くで見れた時にはその巨大な角と圧倒的な存在感にとても興奮しました!ぜひシロサイかクロサイか当ててみてくださいね!