こんにちは!OnlyOneAfricaの中島です。

今回紹介するのは、イボイノシシです。

え?山奥じゃなくてサバンナにイノシシがいるの?と思う方もいるかもしれません。

アフリカのサバンナには、顔にある大きなイボが特徴的なイボイノシシが生息しています。小さな子供を連れてサバンナを歩いている姿はとてもかわいいです。サバンナの環境に適応しており、乾季の数か月間は水を飲まなくても生きていけます。昆虫や木の根、小動物など様々なものを食べる雑食で、一対の長いキバはオス同士の戦いや木の根を食べる際に地面を掘るのに使います。

そんなイボイノシシの面白い特徴として、逃げ方があります。捕食者に狙われた際は一列に並び、ピンと尻尾をたてて走ります。彼らは必死に逃げているのですが、この逃げる姿がどうしても愛らしくて笑ってしまうと人気です。走って逃げる姿からケニアでは「Kenya Express」とも呼ばれています。ケニアの特急列車(笑)

暑い日には豚のように泥の中に身を転がせて泥で日光除けを塗って体温を下げたり、虫を落としたりします。泥水だまりでカメに体を掃除してもらうこともあれば、マングースの巣に入って体についた寄生虫を食べてもらうこともあります。

また、イボイノシシは社交的で、縄張り意識はありません。コミュニケーションを音で取るため、彼らの集団では金切り声やうめき声、鼻を鳴らす音など様々な声が聞こえてにぎやかなこともあるそうです。

いかがでしたでしょうか?イボイノシシを見つけた際はその逃げる姿にぜひ注目してみてください!