こんにちは!OnlyOneAfricaの中島です。先週末にロイサバ動物保護区の視察に行かせていただきました。ロイサバは、ケニア北部にある広大な保護区で、野生動物の宝庫となっています。ラグジュアリーなサファリロッジとゲームドライブの様子についてお伝えします。

ナイロビからロイサバへ

まだ涼しい早朝に車で出発します。気持ちいいスピードで市街地を抜けて坂道を上ると展望台がありました。大地溝帯というアフリカを南北に縦断する壮大な谷がヨルダンからモザンビークまで続いているそうです。年々広がっていて、アフリカが2つに分かれてしまう日が来るかもしれないんだとか。

その後はナイバシャ湖を横目に色んな町を抜けていきます。閑静な町や、路上ライブが爆音の町など個性豊かな町を抜けると遊牧民が住む広大な景色の一本道に差し掛かります。日常茶飯事だそうですが、牛や羊の行列が横切って車が進めなくなるイベントが起きてしばしば車は停止します。車の目の前をゆっくり横切る姿が愛らしい。

保護区が近づくとどこを見てもコンクリートが見当たらない土と草と岩で穴だらけの道をぐいぐい進んでいきます。運転手のElijahさんは元マタツ(ケニアの乗り合いバス)の運転手なんだそう。運転が上手なのも納得です。

ゲートから保護区内に入ってロッジに向かう道はもうゲームドライブが始まったかのようなワクワク感に包まれていました。遠くにゾウが見えたりキリンが見えたり、、先輩スタッフと運転手さんは二人ともサファリの勉強をしたことがあるらしく、遠くにいる動物や見えにくい動物にすぐに気付きます。鋭い眼を持つ2人のおかげでたくさん見つけることができました。

ロイサバに到着

想定よりも時間がかかってしまいロッジへの到着は15時ごろに。宿泊先は「Elewana Loisaba Tented Camp」という自然と調和した高級ロッジです。木でできた秘密基地のような受付は男心をくすぐります。サボテンの紫のウェルカムドリンクを片手にレストランへと向かうと、どこまでも広がる草原と青空の眺望が。この眺めと共に遅めのランチを頂きます。

部屋は名前の通りテントになっていて、モンゴルのゲルを想起させるデザイン。ベッドの奥にはこれまたどこまでも続く壮大な眺めが広がっていました。絶景のキャンプに来たのに高級ホテルステイをしている、不思議な感覚です。インフィニティプールも付いていました。

ランチの前菜

部屋に荷物を置いた後は、同じ保護区内にある同系列のロッジ「Elewana Loisaba Star Beds」の見学に向かいます。道案内のマサイ族のレンジャーさんと4人で移動も楽しめました。

Star Bedsの名前の通り、完全に星空に包まれて眠ることができるのがこのロッジの特色です。草原の方向に突き出たデッキにベッドを移動させて自然の中でふかふかのベッドで寝るそうです。天国すぎる。動物たちが水を飲みに来る大きな池が綺麗に見える絶景でした。

Tented campに戻りディナーを頂きます。星空が見えるように机の上の蝋燭だけが照明で、上を見れば天の川、机の上には豪華な食事が広がっていました。Taste of Africaというメインディッシュを頼むとニャマチョマにチャパティといったローカルな料理が高級に盛り付けられていました。夜になるとテントまでの道が暗いので配られた懐中電灯で道を照らしながら移動します。肝試しみたいで楽しい。足元を照らすと鮮やかな青色の蛇がいました。部屋からの星空もキラッキラに輝いていて、スマホで星が撮れるほどでした。

早朝ゲームドライブ

ゆたんぽが入ったふかふかのベッドでぐっすり眠った後は、日の出の美しすぎるデッキを後にして朝6時からゲームドライブに出発します。アメリカから来た2組とガイドの運転手さんで合計7人で動物を探します。みんなの目標はクロサイを見ること。出だしは遠くの斜面にクロサイが見え、すれ違うサファリカーに情報をもらいながらクロサイを探していきます。

3時間ほど探しましたが、、、クロサイには会えず。それでも道中にキリンやシマウマ、インパラをたくさん見ることができました。朝9時になると大きなアカシアの木の下で車を降り、草原の中での朝ごはんを食べました。緑に囲まれた中での優雅な朝ごはんはとても気持ちよかったです。

あっという間にゲームドライブは終わってしまい、帰る時間に。

まるでCGを見ているかのような生きた大地が自分を包む、不思議で夢のような世界でした。最後までお読みいただきありがとうございました!