バルーンサファリとはその名の通り、熱気球に乗って空からサバンナの大地や野生動物の観察を楽しむものです。催行会社や宿泊場所によって内容は少し異なりますが、1時間の気球体験と草原での朝食が付いてきます。

(ケニア、マサイマラ編)
夜が明ける前に起き出して、出発の準備。朝は冷えているのでジャケットを着用して日よけのサングラスや帽子を忘れずに!早起きが苦手な人は、前日にホテルにモーニングコールを頼んでおくと安心です。

まだぼ〜っと眠い中、ドライバーがホテルに迎えにやってきます。早朝4時過ぎに出発です。途中で他の参加者をピックアップし、1時間程かけて移動します。ホテルのロビーに到着。トイレを済ませ、サービスのコーヒーやお茶を飲んでしばらく休憩後再び車に乗り込み、気球の打ち上げ場に向かいます。

打ち上げ場に到着するとスタッフがぞろぞろとやってきて、気球の準備を始めます。ガスバーナーの音と徐々に膨らんでくる気球は、間近で見ると迫力があります。待っていると朝日も昇りだしました。

準備ができたら、パイロットから気球に乗り降りする際の注意点の説明を受け、気球に乗り込みます。パイロットを含んで全員で16名でした。

ゆっくりと気球が浮き出し、少しずつ上へと上がっていきます。まずは動物を近くで見られるように、しばらく低空飛行を続けます。上から動物を探すのは少し難しいですが、すごい早さでパイロットが動物を見つけてくれます。

カバが多く集まる水場の上空を通過したり、途中ゾウの親子を発見しました。ゾウを上から見るなんて貴重な体験です。

気球は高度をあげ、どんどん上へとあがっていきます。気球は左右にコントロールできないので、風に身を任せます。よ〜く見ると、獣道やゾウの足跡があり、地上からは発見できないものに気づきます。心地良い風に揺られてどこまでも続くサバンナの風景を眺めていると、人間は、この広いアフリカの大地では小さな存在にすぎず自然は偉大だなぁとしみじみと感じてきます。

ゆっくりと時は流れますが、1時間ほど経つと朝食が用意されたエリアに向け、少しづつ下降していきます。着地の際は、パイロットの指示通りに全員が座り込み着陸体制をとります。少しドキドキしますが、草原がクッション代わりとなって、予想以上にスムーズに着地し心配は無用でした。着陸すると歓声が上がりました!

グループで記念撮影後、待ちに待った「ブッシュブレックファースト」の時間です。朝から贅沢にシャンパンで乾杯し、シェフが用意してくれた熱々のお食事を楽しみましょう。その場で卵を調理してくれたり、レストランのようなサービスです。朝食後は、それぞれのスケジュールによりますが一度ホテルに戻ったり、そのままゲームサファリをすることになります。