洗練されたラグジュアリーサファリを楽しむなら、「南アフリカ」。他の国のサファリとの違いや旅のポイントをご紹介します。
南アフリカ
新婚旅行、家族旅行、友人との旅行や贅沢な一人ステイなど東アフリカと同様に人気のデスティネーション。日本からのフライトは、エミレーツ航空でドバイ経由、シンガポール航空のご利用でシンガポール経由し、ヨハネスブルグかケープタウン到着が一般的です。南アフリカに来るお客様は、目的がサファリだけでなく、ケープタウンの観光や他の国との周遊を組み合わせることが多いです。
サファリのポイント
南アフリカでのサファリと言えば「クルーガー国立公園」が最も有名です。タンザニアのセレンゲティー国立公園を超える大きさで、ジンバブエ、モザンビークに隣接しています。東アフリカのサファリとの大きな違いは、南アフリカには多くの私営保護区が存在することです。クルーガー国立公園には、サビサンド私営保護区、マラマラ自然保護区、ソニーブッシュ自然保護区などの私営保護が隣接し、豪華なロッジ滞在とサファリを目的に世界中から観光客が集まります。
私営保護区でのサファリのメリットは、メインロードを外れオフロードに車両が入れるので、動物に遭遇する確率が高く、迫力のある距離まで彼らに近づくことができます。車両は窓など視界を遮るものがないオープントップが主流で、動物や自然との一体感がより一層増します。また保護区によっては、クルーガー公園との間にフェンスがない為、動物達が自由に行き来できる環境になっています。
ゲートの閉まる時間が決められた国立公園とは違い、私営保護区内では時間に比較的融通がきくので、車を降りて夕陽を眺めながらお酒を楽しむサンダウナー体験や、日が落ちて狩りを始めるライオンなどに遭遇するチャンスがあります。私営保護区のレンジャーは敷地内を知り尽くしているので、目的の動物が発見しやすく、非常に良い条件でサファリを楽しむことができます。
私営保護区は豪華なロッジが多く、洗練されたインテリアやこだわりのある食事、広々としたプライベートな空間など宿泊施設にこだわりのある方にもお勧めです。
クルーガー国立公園までの移動
陸路の移動は距離がある為、ケープタウン又はヨハネスブルグから国内線の利用が一般的です。ロッジの立地によって目的の空港は異なりますが、クルーガ・ムプラマンガ空港、フートスプレイト空港、スククザ空港などを利用します。国内線の直行便は少なく、ほとんどの便が午後にクルーガーへ到着します。国内線の往復は、600ドル程度と国内線にしては値が張ります。
復路は午前中にクルーガーを発ち、ケープタウン又はヨハネスブルグから出国します。日本行きの国際便の出発時間は早いことが多いので、最終日はヨハネスブルグで1泊が必要になるケースもあります。
ツアーのポイント
サファリをメインにする場合、最低でも3連泊をお勧めします。初日は午後にクルーガーの空港に到着後、ロッジまで車で向かいます。初日は移動に時間を費やするので、ゲームドライブは午後の1回となります。
ベーシックで人気の高いツアーは、ケープタウンの観光を組み合わせた南アフリカ7日間です。日本からの移動を含め8、9日間の日程になります。ご予算に合わせてロッジをお選びいただきます。
周遊であれば、自然の景観が美しい 南アフリカとエスワティニを巡る旅 や、旅行日数が長くご予算がある方には、ビクトリアの滝を含めた 4カ国周遊がお勧めです。
お子様連れの旅行
クルーガーは、お子様の年齢制限のあるロッジが多く、大人数を1部屋で利用できるロッジの数は少なくなります。安心してお子様とサファリを楽しんでいただけるよう、非マラリア地域である東ケープタウンのラリベラ動物保護区や、ケープタウンから車で移動できるゴンドワナ私営保護区でのサファリがお勧めです。
旅行の時期
サファリの時期については、ベストシーズンはいつ? をご参考にどうぞ。