こんにちは!OnlyOneAfricaの中島です。ナイロビは夕立と雷が鳴ることが多い毎日です。
今回紹介するサファリの動物は、シマウマです。
みんな大好きシマウマ。アフリカでも多くの国で見ることができます。草原に現れる綺麗な白黒のストライプは景色に彩りを加えてくれます。
ところで何故シマウマはしましまなのでしょう?特徴的なその縞模様にはさまざまなメリットがあると言われています。ひとつひとつ見ていきましょう。
①カモフラージュ
まず、シマウマは縞模様によって肉食動物から身を守ることができます。肉食獣が色盲という話は聞いたことがありますか?色の区別がつかないライオンやチーターからは、白と黒のストライプは草むらに馴染んで見えると言われています。またシマウマは群れで生活するため、捕食者にとっては巨大な縞模様の塊のように見え、標的にする一匹を確認することが難しくなります。シマウマが群れで逃げている際の縦横無尽に動く大きな塊を追うことは流石のライオンでも困難です。区別ができないため弱った個体を狙うこともできません。
それだとシマウマ同士で同じ縞々で混乱しないの?と思いますよね。それが不思議なことに、逆に彼らはお互いを区別するために縞模様を利用しています。同じように見える模様は実は人間の指紋のように微妙に違いがあり、この違いでシマウマ同士はお互いを見分けています。
②体温調節
これは黒い部分は熱を吸収しやすく、白い部分との温度差を作ることで気流を発生させ空気の層を作り涼しくするというものです。すごいハイテクな機能ですね。
③虫刺され予防
病気を媒介することもある虫刺されから逃れることは動物にとっても重要です。実際、白黒のストライプを書いた面には虫があまり着地しないという実験結果があります。白黒で虫も混乱するのかもしれません。
以上がシマシマ模様の機能と言われているものですが、どの説もまだ完全に解明されてはおらず、謎に包まれている部分も多くなっています。
また、シマウマは耳がとても良く、耳を動かさなくても自由自在に動かし,周囲の状況を把握することができます。警戒すると前に向き、動揺すると後ろに向き、仲間といるときはぴんとまっすぐになると言われています。よく観察していると耳を動かしているのが分かるかもしれません!
いかがでしたでしょうか?シマウマを見つけたときはぜひその微妙な模様の違いに注目してみてください!