歴史が築いた叡智と美エジプト

世界七不思議の一つ大ピラミッド、古代エジプトが残した壮大なモニュメント。
乾燥した砂漠、美しきサンゴ礁、紅海。古代文明が育んだナイルの都。

正式名称 エジプト・アラブ共和国 /Arab Republic of Egypt
公用語 アラビア語
首都 カイロ
宗教

イスラム教が90%(ほとんどがスンナ派)。エジプト土着のキリスト教会コプト教会が9%、その他のキリスト教が1%

日本との時差 -7時間
通貨

EGP エジプト・ポンド

  • エジプトを知るなら…古代7不思議の一つ、ギザの三大ピラミッド(ギザの大ピラミッド〈クフ王のピラミッド〉、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッド)は必見!

  • エジプト周辺3国にまたがり流れるナイル川は 6,695 kmにも及び、人々のライフラインとして重要な役目を果たしています。ワディハルファと呼ばれる数キロ離れたスーダン北部の町からエジプトへと流れ込むナイル川の流域には都市が広がり、そこに人々が居住しています。

  • 現在のエジプト南側の国境からアスワンあたりまでを「上エジプト」、カイロ以北のナイルデルタは「下エジプト」と呼ばれていました。この上エジプトと下エジプトが古代エジプトを構成する二大地域でした。かつては、それぞれの地域に王朝が分立し、覇権を争うことも多くありました。

  • ナイル川一帯には、寺院、古代エジプトの新王国時代の王たちの墓、宮殿が集中しています。アブシンベルの寺院など有名な遺跡群は圧巻!

  • エジプトで緑豊かで美しい景色を堪能したいなら、小さな帆船「フェルッカ」に乗って、ナイル川クルージングがおすすめ!大型クルーズボートに乗れば、さらに快適で豪華な体験も可能。アスワンから出発し、主要な都市や寺院・遺跡を通過しながら、ルクソールへ北上します。

  • ナイル川と同様に重要な役割を果たしているのが紅海。 ターコイズブルーの海、プライベートビーチのあるリゾート、 サンゴ礁の美しい島、小さな集落も魅力的です。ダイビング、​​シュノーケリング、カイトサーフィン、ゴルフ、オープンエアの映画館、充実した ナイトライフもこのエリアならでは。

気候

エジプトの気候は、大まかに2つに分けられます。5月から10月が非常に乾燥した暑い夏、10月から5月は涼しく過ごしやすい季節です。沿岸地域の年間平均気温は、最高37°C、最低14°C。エジプトでは年間を通じて雨量は少ないです。

北部海岸沿い

地中海性気候が特徴的で、12月から3月になると冬。この時期は、時折雨が降り湿気も感じられます。風が強く涼しく感じるでしょう。シナイは雪で覆われることも。

砂漠地帯

エジプトで最も保存状態が良い遺跡の多くは、雨が降らない砂漠地帯にあります。乾いた空気と砂漠の風が特徴的です。日中は日が照りつけ、厳しい暑さが通常ですが、夜間は氷点下まで気温を下げることもあり、寒暖差が激しいです。

旅行シーズン

日中の最高気温が40℃近くまで上昇し、一年の中で最も暑い夏の時期です。湿度がほとんど無くカラッとしています。日よけやサングラスなど、暑さや日差し対策を万全にしましょう。建物内では冷房が強く効いていること多々ありますので、羽織ものを持っていると便利です。

多少、温度が下がり過ごしやすくなりますが、最高気温が30℃を超える日が続き、まだまだ夏。朝晩は冷え込み日中との寒暖差が激しくなってきます。

最高気温が20℃近くまで下がります。日中は長袖シャツ1枚の服装でも快適に過ごすことができますが、朝晩の冷え込みも厳しくなります。場所によっては最低気温が10℃を下回ることもあるので、ジャケットやコートなどを用意しておくと良いでしょう。

エジプト観光ベストシーズン。エジプトでは冬に当たる時期とはいえ、日本の冬と比較するとかなり温暖です。日中は過ごしやすい気候が続きます。ただし朝晩の冷え込みによる、日中との気温差が10℃以上になることも。防寒対策は忘れずに用意しましょう!

首都カイロやアレキサンドリア、西側の砂漠地帯は気温がぐっと下がります。全体的に、日中は過ごしやすいですが、朝晩の冷え込みが激しくなります。訪れる地域によっては防寒対策が必須です。

ハムシーン(砂嵐)に注意! 3月・4月・5月にかけ、ハムシーンと呼ばれる砂嵐がしばしば発生します。砂漠の砂埃が熱風と共に運ばれてくる現象で、辺り一面が砂嵐で濃い霧に包まれたような状態になります。ハムシーンが発生すると、その影響でフライトの遅延やキャンセルに繋がることもあるので、現地の天気情報をこまめにチェックしておきましょう。日差し・砂埃対策に、口元を覆うスカーフやサングラスが便利です。

Photo Garelly

エジプトの見どころ

古代から続く歴史多き国エジプト。有名な謎多きピラミッドやスフィンクスのミステリーはまだまだ解明されておりませんが、その他にも、ファラオの時代から残された宝物、壮大な寺院、王家の谷などのモニュメントたちは、何世紀にも渡って訪れる人たちを魅了してきました。カイロなどの大都市では異国情緒たっぷりの賑やかなバザールを楽しんだり、アスワンからルクソールへのナイル川クルーズで遺跡を訪れてみるもよし。カラフルなサンゴ礁が素晴らしい紅海でダイビングを楽しんでみたり、知れば知るほど奥深い国です。

カイロ

かつては中東のパリとして知られていた都市カイロ。ナイル川のほとりにあるカイロは、アフリカ最大の都市であり、アラブ世界で最大の都市です。 中世エジプトの王朝時代、イギリス植民地時代を経て、工業都市として栄えました。混沌として活気に満ちたバザールを歩いて人懐こいエジプト人の日常を垣間見たり、博物館へ行ったみたり、楽しみかたも様々。ギザのピラミッド、スフィンクスなど主要な観光スポットへ行くための拠点として、いつも観光客で賑わっています。

神話と古代の歴史に触れるなら是非おすすめしたいのが、20万超の収蔵品と膨大な展示物をみることができるエジプト考古学博物館。 館内には、ツタンカーメン王の王墓から発掘された黄金のマスク、黄金の玉座、カフラー王座像、ラムセス2世のミイラなど、古代エジプトを語るに外すことができない珠玉の至宝たちが展示されています。

ほとんどの人がイスラム教徒であるエジプトには、数多くのモスクがあります。その中でも最も美しく、 観光客に人気なのが、ムハンマド・アリ・モスク。巨大なドームとミナレットの外観は荘厳な雰囲気。 一歩中に踏み入れば、幾何学模様に彩られた美しい世界とシャンデリアの灯りに惹き込まれるでしょう。

ギザ

古代エジプトを知るなら外せないのが、カイザ郊外にあるギザの大ピラミッド。世界の七不思議で唯一現存する建造物で、クフ王のピラミッドとして知られています。この巨大な構造を目の前にすると自身が小人のような感覚に陥り、圧倒されるでしょう。ギザは、いわゆる複合体ピラミッドで、この他に、2つの大きなピラミッド(カフラーとメンカウラーのピラミッド)が並びます。東に数歩歩くと、高さ20mほどの3つの小さな山があります。これは、クイーンのピラミッドで、つまり、クフの妻と姉妹の墓です。付近には、大スフィンクスとソーラーボート博物館があります。ライトショーが行われたりラクダ乗り体験も可能。

エジプトで憧れの景色の中写真を撮ってみたい!ラクダに乗ってみたい!そんな夢を叶えるのであれば、やはりここギザ!ギザを訪れる観光客にとても人気のアトラクションです。ピラミッドの周りをラクダに乗って散策するのも良いですが、おすすめなのが、ピラミッドの背後にある砂漠を探索しながら散策するコースです。日没直前に砂漠に立ったら、ピラミッドの壮大な黄金の世界を楽しみましょう。同時に何百ものモスクから立ち上がる神秘的でメロディアスな祈りの声に耳を傾け、異国情緒にどっぷり浸かるのも良いかもしれません。ラクダに乗る前は、必ず最初に価格交渉をしましょうね。

ルクソール

ルクソールには、 古代エジプトのモニュメントが沢山あり、古代エジプトを知るには外せないスポットでしょう。カルナック神殿、ルクソール博物館、王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、ツタンカーメン王の墓、などなど、ルクソールそのものが生きた博物館ともいわれるほど膨大な数の展示物をここでみることができます。

紅海エリア

紅海のリーゾーとして有名なダハブには、世界中のダイバーたちが憧れる伝説のブルーホールがあります。深さ110メートルの深海の世界。透明度の高い水と紅海でしか見ることができない海洋生物や、カラフルで美しいサンゴ礁を見ることができ、シュノーケリングをするだけでも体験することができます。ダハブからブルーホールにたどり着くには、数時間歩く必要があるため、自転車やジープ、またはキャメルライドが便利です。ダイビングをしたい人におすすめです。

シャルム・エル・シェイクはシナイ半島に位置します。 かつては静かな漁村でしたが、今日では、美しいビーチ、 ダイビング、ショッピンから活気あるエンターテイメントまで楽しむことができ、人気観光スポットです。世界でも有数の素晴らしいダイビングスポットです。

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