究極の大自然と野生動物の世界へ
ザンビアには手付かずの大自然が沢山。固有種の動物や野鳥を見に行くなら、サファリウォークやカヌーサファリがおすすめ。日本人にはまだまだ馴染みがない国ですが、ジンバブエとの国境に位置するビクトリアの滝でも有名です。
正式名称 | ザンビア共和国 / Republic of Zambia |
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公用語 | 英語 |
首都 | ルサカ |
宗教 | キリスト教 (約8割)・イスラム教・ヒンドゥー教・伝統宗教 |
日本との時差 | -7時間 |
通貨 | ZMW(ザンビア・クワチャ) |
気候
ザンビアは、国土の大半が高原地帯で、穏やかな気候に恵まれています。季節は大きくわけて雨季と乾季の2シーズン。雨季は11月から4月後半にかけて。雨で大地が緑々しく覆われ、川の水量が増します。動物や野鳥の繁殖期で、バードウォッチングや写真撮影に適しています。乾季は5月から11月にかけて。乾季始めの5月から8月は涼しく、川の水位が後退しはじめます。雨季にあちこちで見られた水たまりが乾燥で小さくなり、動物たちはより安定した水場を求め移動しはじめます。乾期のピークは8月から11月中旬にかけて。緑々しい雨季とは打って変わり、荒涼とした印象です。数少ない水たまりに動物が沢山集まり、水一滴さえ奪い合います。そのすぐ近くでは、獲物を狙うライオンが…。動物たちの生と死のドラマが展開されます。この時期の昼のサバンナはかなり暑く、40度まで達します。サファリやキャンプウォークをするのであれば早朝がよいでしょう。乾季終盤に入ると、ルアングワ川とザンベジ川など河川流域の気温はますます暑くなり湿度も高くなります。
旅行シーズン
ザンビアの見どころ
世界の「自然七不思議」の一つビクトリアの滝は、ザンビアならではの見どころ。北ルアングワ国立公園はウォーキングにおすすめ、ロウワーザンベジは穏やかなカヌーサファリに最適です。野生動物が多く生息する国立公園がいくつもあり、動物たちを間近で見ることができるウォーキングサファリがおすすめです。世界2番目の面積を誇るカフエ国立公園では、木登りライオンや希少な固有種をみることができます。バードウォッチングにも人気のスポットです。
北ルアングワ
たった一本の道。
手つかずの自然が広がる北ルアングワ。壮大な景色と様々な動物を見ることができます。クロサイの保護区として有名なモパニの森はこのエリアに位置します。ユニークな形状をしたソーセージの木も見ることができます。北ルアングワへはアクセスする道が一つしかなく、車両が入れないため、トレッキングをして辿り着くことになります。
南ルアングワ
大自然を歩く。
南ルアングワでのウォーキングサファリはとてもエキサイティング!ゾウ、インパラ、プク、ヌーの群れなど動物を間近で見ることができます。動物たちの日常をより身近で観察するチャンスです。木のぼり上手なバブーンが木の下で果物を食べたそうにしているゾウを挑発している姿、対するゾウは果物をもらえないと怒り鳴き…、そんなゾウを横目にうるさいようと静かな場所へ優雅に移動していくキリン…。動物たちの滑稽な姿にクスッとするかもしれません。
ザンベジ川下流の氾濫原にあたるこの一帯は雨季になると一面が湖のようになります。そのため12月から6月は一般的に訪れることが難しく、雨具は必須です。乾季のブサンガ平原では草食動物、ローンアンテロープ、ライオンを多く見ることができます。絶滅危惧種のリカオンも生息しています。6月から10月は、イチジクの木に登る「木のぼりライオン」を見ることができます。
ロウワーザンベジ
ジンバブエのマナ・プールズの反対側に位置するロウワーザンベジは、ワニやカバなどを間近で見ることができます。ウォーキングサファリやカヌーサファリがおすすめ。乾季にはザンベジ川を横断するゾウの姿や、ライオン、ハイエナ、バッファロー、ヒョウを見ることができます。ザンベジ川に沈む夕陽はため息がでそうな美しさです。