アフリカ最大の経済国、南アフリカ。
サファリ、ガストロノミー、絶景、魅力的な観光スポットが満載の国。
正式名称 | 南アフリカ共和国 / Republic of South Africa |
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公用語 | 英語、アフリカーンス語、バンツー諸語等 |
首都 | プレトリア |
宗教 | キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教 |
日本との時差 | -7時間 |
通貨 | ZAR(南アフリカ・ランド) |
気候
南アフリカは地域によって気候が大きく異なります。6月~8月は冬。ケープタウンなどの西部地域では降水量が多い季節。クルーガー国立公園のある東部地域は乾燥し、動物たちが水を求めて水場に集まります。動物を観察しやすくなることから、サファリに最適な時期です。11月~3月は夏。西部地域はとても暑く乾燥します。クルーガー国立公園とその周辺地域では雷雨が多く発生します。
旅行シーズン
Photo Garelly
南アフリカの見どころ
広大な南アフリカは見どころが沢山。華やかな「ケープタウン」、緑豊かな丘陵地帯「ワインランド」、野生の王国「クルーガー国立公園」、風光明媚な「ガーデンルート」などなど魅力満載です。
インド洋と大西洋に挟まれた半島に位置するケープタウンは、17世紀後半にオランダの貿易拠点として栄え、今もなお、アフリカの経済国を支える重要都市として発展し続けています。ケープタウンは、文化、グルメ、美しい風景、そして世界的に誇るワインランドで有名です。
ケープタウンのシンボルといえば、テーブルマウンテン。観光スポットになっているお洒落なショッピングモールで買い物や食事を楽しみながらその風景を一望することができます。ケーブルカーでテーブルマウンテンの頂上へ登れば、美しい街のパノラマビューを見渡すことができます。少し郊外をドライブすれば、白い砂浜、伝統を守る小さな漁村、荒涼とした山脈の風景に出会うこともできます。ケープタウンを拠点にして、ケープポイント、ワインランド、ホエールウオッチングで有名なヘルマナスへもアクセスすることができます。
もともと、野生動物の保護を目的として1898年にサビ動物保護区が設立され、その後、1926年に拡大され、現在のクルーガー国立公園となりました。南アフリカ初の国立公園で、アフリカ最大の動物保護区の一つです。公園内には、500種以上の鳥類が生息し、固有種も数種確認されています。
クロコダイル川には、ビッグ・ファイブ(ライオン、ゾウ、ヒョウ、バッファロー、サイ)のほか、シマウマ、キリン、ヌー、インパラ、クーズー、ヒヒまで、多くの動物が集まります。公園にそびえ立つアカシアの木には、キリンやゾウが大事な栄養源を求めてやって来ます。絶滅危機種のリカオンも保護されています。
険しい山々に囲まれた美しい渓谷に、ワインの産地として有名な美しい「ワイランド」があります。古くから営まれているワイナリーを訪ねたり、受賞歴あるレストランでお食事やワインを存分に楽しむことができます。ワイン好きにはたまらない観光スポットです。
ワインランドは、一般的に、フランシュフック、ステレンボッシュ、パールの3つの町を指します。この一帯には、風光明媚な山々と田園の風景が広がります。アートギャラリーや素敵なコーヒーショップが立ち並ぶ「ステレンボッシュ」では、アートやコーヒーを楽しみながらオーク並木道の散策がおすすめです。南アフリカ屈指のガストロノミーの町「フランシュフック」では、数々の受賞歴有る素晴らしいレストランでお食事とワインを存分に味わうこともおすすめです。
ガーデンルートは、インド洋沿岸の街と街を300㎞間結び、ドライブルートとして人気です。海沿いの美しい街の風景、金色の砂浜、ブドウ畑、ここでしか見ることができない植物フィンボス、ユーカリの木の森を楽しむことができるハイキングコースもあります。手付かずのビーチでのんびりしたい人にもおすすめのルートです。
ガーデンルート沿い最大の町「ポートエリザベス」ではホエールウォッチングがおすすめ。クジラとの遭遇率が高いと言われています。海岸線を散策すれば、黄金色のと青い海、断崖の景色が目の前に広がり、景色の美しさに心奪われるでしょう。
ヨハネスブルグは、イギリス植民地時代、金鉱脈の発見により発展しました。南アフリカ最大の都市で、経済、商業の中心地です。ダーバン、ケープタウン、クルーガー国立公園などへの経由地として多くの人が訪れます。
かつて金鉱があった場所には、現在、テーマパーク、博物館、カジノ、ホテルで構成される大規模エンターテイメント複合施設が建ち、地元の人や観光客で賑わいます。
歴史や文化に触れたい人は、博物館を訪れることもおすすめです。アパルトヘイト博物館では、白人用と非白人用と書かれた二つの入り口があり、来館者は入場の際、ランダムに振り分けられます。当時の様子が分かるビデオや写真が展示された館内も、鉄格子によって仕切られ、差別を体験しながら悲惨な歴史を学ぶことができます。
アパルトヘイト時代に、刑務所や裁判所として使用されていた「コンスティテューション・ヒル」は、南アフリカ民主化への道を伝える生きた博物館と言われています。ここには、かつて、ネルソン・マンデラ、マハトマ・ガンジーが収監されていました。当時の様子が展示され、南アフリカの激動の歴史を学ぶことができます。