世界三大瀑布、ビクトリア・フォールズへ

ジンバブエといえば、世界三大瀑布の一つビクトリアの滝が有名。ザンベジ川の豊かな水源がもたらす大迫力の滝は、地上からはもちろんですが、ヘリコプター遊覧飛行をすれば壮大な全景に圧倒されるでしょう。マナ・プールズでは、カヌーサファリやウォーキングサファリを。冒険心を掻き立てられます。

正式名称 ジンバブエ共和国 / Republic of Zimbabwe
公用語 英語、ショナ語、ンデベレ語
首都 ハラレ
宗教 キリスト教、伝統宗教
日本との時差 -7時間
通貨 USドル、南アフリカ・ランド等
  • ジンバブエは、ショナ語で「石の家」を意味します。大きな石造建築が見られるグレート・ジンバブエ遺跡が国名の由来です。かつてグレート・ジンバブエ王国として栄え、交易が盛んに行われていました。その後、19世紀後半から約100年に渡るイギリス植民地時代を経て独立、1980年にジンバブエ共和国が成立されました。

  • ジンバブエ最大の保護区であるワンゲ国立公園は、かの有名な雄ライオン「セシル」が生息していた場所。

  • ユネスコ世界遺産のマナ・プールズでは、カバ、バッファロー、ゾウなどの大型動物を見ることができます。雨季は水位があがるため、辺り一面が湖に。乾季になると水位が下がり、一帯には島や砂州が出現します。

  • 世界七不思議の一つビクトリア・フォールズが有名!

  • ジンバブエ南部にあるマトボの丘群は20億年以上前に形成された花崗岩の小丘群です。花崗岩が地表に押し出され、時間の経過とともに侵食されてできました。巨大な石がゴロゴロとある光景はとても不思議。野生動物も沢山見ることができます。アフリカのナポレオンと呼ばれ南アフリカで権威をふるった政治家セシル・ローズはここに埋葬されました。

気候

ジンバブエの気候は中央アフリカの熱帯気候と南部アフリカの温帯気候の影響を受けています。季節は、大きく分けて雨季と乾季の2つに分けられます。雨季はアンテロープやシマウマの繁殖期。動物の赤ちゃんを多く見られるチャンス。4月と5月の季節の変わり目は夜間の気温が下がります。ジンバブエ国内では年間を通して多様な動植物を見ることができますが、乾季の方がより多くの野生動物を見るチャンスに恵まれるでしょう。マナ・プールズのザンベジ氾濫原は、バッファロー、ゾウ、シマウマ、ウォーターバック、エランドなどが多く生息していることで有名です。

旅行シーズン

降水量が増えます。高地が多い東部地域では、より多く雨が降ります。北部にあるワンゲ国立公園などは、緑が繁り、青々とた景色が広がります。

雨は和らぎ、草が生い茂げ、青々としていた地域も乾燥して枯れ始めます。ザンベジ川の水が上昇し始めます。水が峡谷に流れ落ち、ビクトリアの滝の勢いが増し噴霧ができます。

乾季が本格的に始まり、野生動物の観察に最適な時期がはじまります。水たまり周辺に動物が集まり、草は乾いて樹木は枯れます。肉食動物の捕食の瞬間もとらえやすくなる時期です。10月と11月は湿度が高くなります。

Photo Garelly

ジンバブエの見どころ

世界三大瀑布の一つで、地元の人々から “雷鳴の轟く水煙”と呼ばれるビクトリアの滝は、数キロ先からその膨大な水煙を見ることができるほどの勢いと迫力!水が絶え間なく滝壺に流れ落ち行く姿は壮観です。ヘリコプター遊覧飛行で絶景を楽しんだり、クルーズやラフティングなどのアクティビティーも魅力的。ザンベジ川周辺では野生動物を間近で観察することができます。ちなみに、このビクトリアの滝がジンバブエとザンビアの境界線を成しています。

ザンベジ川流域のマナ・プールズは、国内でも有数の野生動物観察スポット。川沿いでは、数多くのバッファローやゾウを見ることができます。

北ジンバブエ

多様な野生動物、バオバブの木、マナ・プールズ。

ジンバブエ北部から流れる雄大なザンベジ川。その水源は、ビクトリアの滝やカリバ湖、マナ・プールズの氾濫原へと達します。豊かな水の恵みから、この一帯には多種多様な動植物が生息し、バオバブの木、険しい崖、砂丘など、ユニークで壮大な景色を見ることができます。

マナ・プールズ国立公園の「マナ」はショナ語で数字の「4」を意味し、「プール」は英語で「水溜り」の意味。この周辺に四つの湖があることからマナ・プールズと名付けられました。世界遺産に登録されています。マナ・プールズの氾濫原にはバッファロー、ゾウ、シマウマ、ウォーターバック、インパラなどが多く生息し、楽園のような水辺の風景の中で沢山の野生動物を見ることができます。その他、カバ、ライオン、ヒョウ、リカオン、ハイエナなどもすぐ近くで観察することができます。

冒険的体験をしたい人にはマナ・プールズでのウォーキングサファリがおすすめ。よりもっと冒険をしたい人には終日カヌーサファリもおすすめです。モザンビークとの国境を目指して300キロ、丸一日カヌーで水辺を進みます。ハイキングや天体観測などもマナ・プールズならではのおすすめアクティビティです。

西ジンバブエ

ビクトリアの滝、ワンゲ国立公園、世界最大ゾウの生息地。

ボツワナの国境沿いにあるワンゲ国立公園では多種多様な野生動物を見ることができます。ワンゲ国立公園から北へ一時間、ザンビアの国境沿いには世界三大瀑布で有名なビクトリアの滝があります。

ワンゲ国立公園はジンバブエ最大の国立公園で、14,000平方キロメートル以上の面積を占めます。100種の哺乳類、400種の鳥類、多様な野生動物が生息しています。世界最大のゾウの生息地として有名です。

ゾウの他にも、バッファロー、シマウマ、サイ、キリンなども観察できます。ジンバブエで保護種に指定されている動物は、一般的にここですべて見ることができると言われています。カッショクハイエナも多く生息しています。

ウォーキングサファリやナイトサファリでアクティビティを楽しんだ後はキャンプでリラックス。ジンバブエで最も人の手が加えられていないこの場所では、本物の大自然、ワイルドライフを体験することができます。

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