ケニアはアフリカの輝く宝石!
大地溝帯(グレート・リフト・バレー)がもたらした動物たちの楽園
正式名称 | ケニア共和国 / Republic of Kenya |
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公用語 | スワヒリ語・英語 |
首都 | ナイロビ |
宗教 | 伝統宗教、キリスト教、イスラム教 |
日本との時差 | -6時間 |
通貨 | KES(ケニア・シリング) |
気候
ケニア国内の気候は地域によって様々。沿岸地域は湿度の高い熱帯気候です。一方、大地溝帯(グレートリフトバレー)が通る地域は爽やかで涼しい気候です。
赤道がライキピアの中央高原を通っているため、気温は一年を通して一定しています。トゥルカナ湖北部には砂漠が広がり、時折雨が降りますが、ほぼ常に乾燥しています。3月末から5月頃までは雨季に入り、11月に再び短い小雨季に入ります。ケニア観光は一年を通して楽しめますが、サファリでベストシーズンを狙うなら、より動物を観察しやすい雨季以外がおすすめです。スキューバダイビングやシュノーケリングをするなら、9月下旬から3月にかけてがベストシーズンです。
旅行シーズン
ケニアの見どころ
乾燥した砂漠、肥沃な高原、雪で覆われた山々、果てしなく広がるサバンナ、そして多種多様な文化。バラエティー豊かな魅力がケニアにはあります。
大地溝帯(グレート・リフト・バレー)がケニアの中心を通り抜け、そこに谷のような地形が生み出され、沢山の動物が集まります。その光景はまるで野生の楽園。ピンクフラミンゴであふれるナクル湖。ヌーやシマウマの大移動が見られるマサイマラ。キリン、カバ、ゾウ、ライオン、ヒョウ、サイも多く生息しています。伝統を守る先住民族も各地に分布して暮らしており、乾燥した砂漠が広がるトゥルカナ北部には、遊牧民トゥルカナ族、トゥルカナ湖の南岸とケニア山にはエルモロ族が住んでいます。登山好きにはアンテロープ、コロブスモンキー、ケープ・バッファローなどが見れるケニア山もおすすめです。沿岸部では、ラム島の歴史ある美しい旧市街へ迷い込み散策するのも楽しいです。
リフト・バレー州
マサイマラ国立保護区の「マサイマラ」は、この一帯に住むマサイ族の言葉で「遠くから見える地域」という意味を持ちます。
野生動物が多く生息し、隣国タンザニアから回帰してくるヌーとシマウマの大移動(グレート・マイグレーション)を見ることができます。
夜明けと共にバルーンサファリをすることができます。上空から見る朝焼けと広大なサバンナ、そして眠りから覚めた動物たちの姿を見下ろせます。
バラエティーに富んだ景色に出会えるアンボセリ国立公園。タンザニアとの国境に広がるオアシス砂漠。広大なサバンナ、キリマンジャロ山を背景に歩くゾウの群れ、湿地帯。アンボセリ国立公園は、ゾウの生息地として有名で、約1500頭が生息しています。ゾウの群れは、乾季になると、園内中央に位置するエンコンゴ・ナロク湿原へ移動します。湿地帯で泥まみれになった愛らしいゾウたちを観察することができます。運が良ければ、公園外でジェレヌクやフリンジイヤー・オリックスなどの稀少動物を見ることができます。ライオン、ヒョウ、バッファロー、ハイエナ、キリンをはじめ、コークス・ハーテビースト、エランド、バーチェル・シマウマ、ヌーなどの草食動物や、ブラックバックルジャックルなどの小さな哺乳動物も観察できます。キリマンジャロ山を背景に動物写真を撮影することができるため、写真ファンにも人気のスポットとです。
400種以上の鳥類が生息し、10月から12月まで北半球から渡り鳥が飛んできます。アンボセリでしか見られないヒメチドリやフタオビスナバシリなどの固有種も生息し、バードウォッチングのスポットとしても大変人気です。
公園内端にはマサイ族が住み、日々、牛を放牧しています。
ナイバシャ湖では、バードウォッチングからカバの群れの水浴び観察まで楽しむことができます。普段とは違う
ナクル湖国立公園は、首都ナイロビから北西に約156キロメートルの場所に位置し、大地溝帯(グレート・リフト・バレー)が生み出した湖沼群としてユネスコの世界遺産に登録されています。公園内には草原や森が広がり、中心部にはナクル湖があります。この湖に自生する藻を求めて多くのフラミンゴが飛来し、ピンク色のフラミンゴで湖面が埋めつくされる様は圧巻です。また、サイの保護区にもなっており、クロサイとシロサイの両方を観察することができます。他にはウォーターバック、バッファロー、シマウマ、ライオンやヒョウといった肉食動物も生息しています。絶滅の危機に瀕しているロスチャイルドキリンもここで見ることができます。
ケニア中央部にある国立保護区です。ケニア山の北西麓に位置し、ライキピア高原が広がります。この一帯には古くからマサイ族が居住してます。
海岸州
ケニアで最も古く、1963年にケニア政府によって領有されました。モンバサ高速道路建設により東西分断される前までは、一つの公園でした。西側では溶岩や天然温泉がみられます。
東ツァボ国立公園には、乾燥した平野が広がります。約290キロメートルにも及ぶ溶岩流から生み出されたヤッタ大地も見どころの一つ。長年の象牙密猟により、多くのゾウが命を落としましたが、現在は、世界最大級の動物保護区で、カラカル、タンザニア・チーター、オオミミギツネ、センザンコウ、オオブチジェネットなどの生息地になっています。