ブードゥー教発祥の地、数々の民族が織りなす文化ベナン
正式名称 | ベナン共和国 / Republic of Benin |
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公用語 | フランス語 |
首都 | ポルトノボ |
宗教 | イスラム教、カトリック、プロテスタント、ブードゥー教、その他キリスト教、その他伝統的宗教 |
日本との時差 | -8時間 |
通貨 | CFA(セーファーフラン) |
気候
ベナンは地方によって気候が異なります。北部はステップ気候、中部はサバナ気候で空気が乾燥しています。首都のポルトノボなど主要な都市は南部に集中しています。11月~2月が乾季に当たり、南部の海岸沿いは湿度が低くカラッとした比較的過ごしやすい季節となります。
Photo Garelly
ベナンの見どころ
アボメイ
アボメイの王宮群は、17世紀から19世紀にかけて現在のベナンにあったダホメ王国の王宮です。歴代の12人の王たちが築き上げましたが、全体が現存しているのは2つの王宮のみです。奴隷貿易で栄え、中央集権的な権勢を誇った王たちの負の歴史を伝える重要な建築物で、世界遺産に登録されています。
ガンビエ
経済首都コトヌー近郊、ノコウエ湖の湖上に4万5千人が暮らす水上集落。アフリカ最大の水上都市であり、アフリカのヴェネツィアとも呼ばれています。家だけではなく、学校、警察、病院、銀行すべてが水上にあり、すべての移動は舟で行います。奴隷貿易が行われていた時代に、奴隷になるのを逃れようとした人々が作ったと言われています。
パンジャリ国立公園
ベナン2つ目の世界遺産。自然豊かなパンジャリ国立公園では、ゾウやライオンなど数多くの大型哺乳類、爬虫類、鳥類が生息しています。2 – 5月には渡り鳥が飛来します。ツアーガイド付きのドライブサファリやウォーキングサファリが楽しめます。
ウィダ
ブードゥー教の聖地。ベナンの国教であるヴォドン(ブードゥー教)は、ダホメ王国時代のフォン人によって成立したベナンが発祥の宗教です。奴隷貿易が行われていた時代には、ベナンや周辺の地域から多くの奴隷がここから北アメリカやカリブ諸島、ブラジルなどに連れていかれ、奴隷貿易港として使われていました。こうしてアフリカから持ち込まれた宗教観念が、ハイチにてブードゥー教へと発展し、キューバ、ブラジル、北アメリカなどに広がっていったと言われています。ベナンの奴隷貿易の歴史を学ぶためには訪れたい場所の一つです。