歴史、食、アート、香り豊かにインスパイアされる
マグレブの美しき王国
正式名称 | モロッコ王国 / Al-Mamlaka al-Maghribiya (Kingdom of Morocco) |
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公用語 | アラビア語、フランス語(北部ではスペイン語も話されています) |
首都 | ラバト |
宗教 | イスラム教スンニ派 |
日本との時差 | -8時間 |
通貨 | MAD(モロッコ・ディルハム) |
気候
地中海に面する北部は温暖な地中海性気候。4000m級の山があるアトラス山脈には十分な降雨、また積雪もあります。南部一帯は砂漠性気候です。
四季があり、訪れる場所や季節に合わせて服装の準備をしましょう。
旅行シーズン
Photo Garelly
モロッコの見どころ
モロッコは、先史時代から人類が居住し、その歴史は30世紀前に遡ぼります。
かつて、ローマ帝国、ベルベル、アラブの文明が交差していた土地柄、博物館に行けば、エキゾチックで豪華な財宝を見ることができます。イスラム建築や遺跡、美しい工芸品はモロッコならではの見どころで、絨毯、陶器、衣装、武器など芸術品の数の多さに驚かされます。また、モロッコといえばサハラ砂漠。黄金に輝く砂漠では、ベルベル人が奏でる音楽に耳を傾け、砂漠の星空の下眠るテントツアーなども魅力です。どこまでも広がる砂丘をラクダに揺られながら散策したり、悠久のサハラ砂漠で黄昏れてみる。そんな旅の楽しみ方もモロッコならではです。
北部
リフ山脈の麓の小さな町、テトゥアン。城壁に囲まれたメディナ(旧市街)は世界遺産に登録されています。旧市街は、スペインのアンダルシア地方から逃れてきた人々によって造られたことから、スペインとモロッコの文化が入り混じった独特の異国情緒を味わうことができます。
山間部に現れる小さな町シャウエン。
青と白に塗られた家が建ち並び、街全体が青い世界に染まります。迷路のような町を散策すれば、不思議な青の世界に魅了されます。カスバや小さなメディナなどの見どころも外せません。町の博物館では、アンティーク武器コレクション、織物などを見学できます。また、周囲を山に囲まれ、魅力的なウォーキングトレイルがたくさんあることから、ハイカーの楽園とも呼ばれています。
モロッコで初めてイスラム王朝の都として栄えた街です。
1,000年以上前に建設された旧市街(メディナ)は、外敵を阻むためにわざと迷路にしたという説が語り継がれています。一歩踏み入れば、そこはまさに迷路のよう。土地勘がない人は、本当に道に迷ってしまいますが、迷い込むことが、フェズ最大の街の楽しみ方でもあります。
サハラ砂漠周辺
ワルザザートは、モロッコ中部、アトラス山脈の南側に位置する都市で、アトラス山脈から流れてきたドラア川の水源により潤うオアシスです。
近郊のアイット・ベン・ハドゥ集落は必見。 空港があること、マラケシュからアトラス山脈を越えてサハラに抜ける幹線道路上に位置していることから、モロッコのサハラ砂漠観光の入口となっています。東のエルラシディアへ抜ける道は「カスバ街道」と呼ばれ、見どころの一つとなっています。交通の利便性と、砂漠の雄大な光景が広がっていることから、アラビアのロレンス、スター・ウォーズ、007など、映画のロケ地としてもよく使われる街です。
メルズーガは、サハラ砂漠の入り口に位置する小さな街。 周辺のサハラ砂漠には、「ラグジュアリーキャンプ」と呼ばれるキャンプ地が多数存在し、ここでしかできない貴重な体験を求めて世界各地からやってくる、目の肥えた旅行者にも人気です。
サハラ砂漠の入り口に位置するオアシス都市。迷路のように果てしないメディナ、彩とりどりの雑貨が並ぶスーク。そしてメディナの中心にある「ジャマ・エル・フナ広場」なしにマラケシュは語れません。広場は、日中は静かですが、夕暮れに向けて所狭しと屋台が建てられていきます。蛇使いなどの大道芸人達がショーを披露し、見物を楽しみ食を楽しむ人々で、連日深夜まで賑わっています。あたりはムンムンとした熱気に包まれ、マラケシュでしか味わうことができない独特の混沌とした雰囲気に圧倒されるでしょう。この光景は、2009年にユネスコの無形文化遺産にも登録されました。